サザエとの格闘記
昨日と一転、爽やかな青空が広がる横須賀。
あまりにも天気がいいので湿気対策なんてどうでもよくなったヨーコです、こんにちは。
今日は横須賀に来て得た初体験のひとつについて力説したいと思います。
サザエさんとの出会い
先日発泡スチロールに入ったサザエを軒先で販売する横須賀マダムに出会いました。
家で海産物を売っていることにもかなりびっくりしたのですが聞けば漁師さんご一家で、サザエはその日の朝に家族総出で獲ってきたとのこと。
獲れたてのサザエ！
目の前にゴロリと並ぶサザエに目を輝かせながら「買います！！」と高らかに宣言しました。
マダムはサザエの下処理の仕方や食べ方を親切に教えてくださいました。
破れないようにと二重にして下さった袋を手にルンルンと家に帰りました。
サザエさんと向き合った時間
蒸して冷凍すれば後からでも食べられるということでこれだけ買いました。
見たこともない大きなサザエ4つを含めた15個、これで1000円です。
しかも獲れたて！
ワーイワーイと手をあげたのも束の間、「ギャー」という(私の)悲鳴がご近所中に響き渡りました。
サザエさんの殻の上で何かがウニョウニョ…
獲れたてなのです。
新鮮なのです。
新鮮な無農薬の野菜に大きな芋虫がいることもあるように、サザエさんにだって海のお友達がついているのです。
即座に現実を理解した私は早々に下処理を始めました。
まずは殻の外側をタワシで綺麗にします。
数年前にビンゴの景品でもらったタワシ、なにに使えばいいんだろうと思っていましたがとうとう出番がやってきました。
鼻歌を歌いながら全部綺麗にしてあることに気づきました。
白いブラウスに泥が飛び散っている…(見にくいですが)
泥が飛ぶから汚れてもいい服でやりなさいなんて誰も教えてくれなかった！
クック○ッドにも書いてなかった！！
こんなことを言うのは平成生まれだけではありません。
昭和生まれだっておんなじようなもんです。
(一緒くたにしてすみません両世代)
サザエの殻を洗う時は汚れてもいい服でやりましょう。
クックパッドに従いとりあえずサザエさんたちを30%の塩水につけることに
より海に近い環境になるように外に置いてみました。
うん、気持ちよさそう！
クックパッドには一晩置いて砂を吐かせると書いてあったのですが、横須賀マダムがすぐ蒸しちゃっていいよ！と教えて下さったので忍耐力のない私は早速何個か蒸すことにしました。
さて我が家には蒸し器がありません。
そこで登場したのがこちらです。
一時期ブームになったタジン鍋です。
シールを見てお気づきのように購入して10数年、使ったことはありません。
やっと活躍する時がきた！といそいそサザエさんを並べます。
いい感じ！
電子レンジ800Wで10分くらいしたころ、電子レンジからボン！という音がしました。
蓋がふっとんだようです。
わ…わー！き、き、綺麗に出せた！！
かなりグロテスクな感じですが、まぁ初めてにしては上出来上出来(長所:ポジティブ)
大きさは感じていただけますよね！
殻から出てもずっっしり！
これはこの後もうちょっと火を入れました。
電子レンジ調理だと加熱が十分ではないそうです。
サザエさんのその後
2個は蒸し終わった後そのままペロリ
6個はサザエのアヒージョに
2個は蒸してから冷凍しました。
美味しかった〜！！
とにかく大きくて歯応えがしっかり！
口に入れると磯の香りが心地よく広がってちょっとした苦味がまたなんとも言えず最高でした。
食べることに夢中で写真を撮ろうと思った時にはオリーブオイルしか残っていませんでした。
こんなのがあれば良かったのですが、、
グロテスクな写真だけですみません…
プロの食べ方
せっかくなので残りの4個は近くに住む青森出身の友人におすそわけ。
海の近くで育った友人でさえそのサザエの大きさにかなり感激してくれました。
獲れたてということで刺身にして食べたそうです。
羨ましい！！
ちなみにさばき方を聞いたらコンクリートの塊で殻を割ったんだそう。
玄人は違いますな。
今度買ったらその足で友人の家に行こうと思います。
……は！いやいや、サザエプロを目指して研鑽を積みたいと思います。
一歩ずつ一歩ずつ。
